专利摘要:
本発明は、三相交流電源を用いた位相制御型の電気泳動式電気浸透脱水器に関し、より詳しくは、本願発明の出願人が先出願した「電気浸透脱水器(韓国出願番号:10−2004−007759号)」と、「位相制御型電気脱水器(韓国出願番号:10−2005−009928号)」および「電気浸透脱水器(韓国出願番号:10−2007−046494号)」に続く発明として、円筒状に形成された回転ドラムと、前記回転ドラムと一定空間部をおいて無限軌道上を運行するキャタピラ、および前記ドラムとキャタピラの間にスラッジの移送および脱水のために巻取られた2つの濾布ベルトとから電気浸透脱水器を構成する時、電気浸透脱水器の脱水領域に供給される直流電源の印加構造を具体化して回転ドラムとキャタピラとの間に形成される電場の強さをスラッジの量に応じて可変的に調節することができるようにし、直流電源が印加される回転ドラムの構造を改良して回転ドラム自体で消費される不必要な電力損失を最小にすることのできる三相交流電源を用いた位相制御型の電気泳動式電気浸透脱水器に関する。
公开号:JP2011509175A
申请号:JP2010541381
申请日:2008-06-26
公开日:2011-03-24
发明作者:イェ;チャエ リー,
申请人:コリア ウォーター テクノロジー アイエヌシー.;
IPC主号:B01D61-56
专利说明:

[0001] 本発明は、三相交流電源を用いた位相制御型の電気泳動式電気浸透脱水器に関し、より詳しくは、本願発明の出願人が先出願した「電気浸透脱水器(韓国出願番号:10−2004−007759号)特許文献1」と、「位相制御型電気脱水器(韓国出願番号:10−2005−009928号)特許文献2」および「電気浸透脱水器(韓国出願番号:10−2007−046494号)特許文献3」に続く発明として、円筒状に形成された回転ドラムと、前記回転ドラムと一定空間部をおいて無限軌道上を運行するキャタピラ、および前記ドラムとキャタピラとの間にスラッジの移送および脱水のために巻取られた2つの濾布ベルトとから電気浸透脱水器を構成する時、電気浸透脱水器の脱水領域に供給される直流電源の印加構造を具体化して回転ドラムとキャタピラの間に形成される電場の強さをスラッジの量に応じて可変的に調節することのできるようにし、直流電源が印加される回転ドラムの構造を改良して回転ドラム自体で消費される不必要な電力損失を最小にすることのできる三相交流電源を用いた位相制御型の電気泳動式電気浸透脱水器に関する。]
背景技術

[0002] 一般的に電気泳動式電気浸透脱水器は、誘電体(電気的誘導作用を起こす物質)性質を有するスラッジに含まれていている水分を電場による電気泳動性によって分離するための装置である。]
[0003] そして、電気泳動式で作動する電気浸透脱水器の回転ドラムとキャタピラには、直流電源のプラス(+)極性を有する直流電源またはマイナス(−)極性を有する直流電源をそれぞれ印加するが、回転ドラムとキャタピラにそれぞれ印加される直流電源の極性は、互いに反対になるように印加される時に、スラッジが通過する領域の回転ドラムとキャタピラの間の空間に電場(直流電源のプラス(+)極性を有する物体とマイナス(−)極性を有する物体の間で電気的誘導作用を起こす電気的な領域)が発生することによって、電気泳動式で作動する電気浸透脱水器の回転ドラムとキャタピラの回転経路が同一の経路で回転する区間を通過するスラッジは、電気泳動によってスラッジに含まれる大部分の水分が離隔構造を有するキャタピラの下部に離隔された空間に離脱し、水分が除去された固形成分のスラッジは、濾布ベルトによって分離輩出されることは周知の技術に該当すると言える。]
[0004] 一方、大容量の汚廃水沈殿スラッジが輩出される下水終末処理場や製造業者などに設置される電気泳動式電気浸透脱水器は、その脱水領域に電場の強さを強化するために高い直流電源が印加されなければならない。ところが、大部分の業者で三相交流電源(単相交流含む)を入力電源としている電気泳動式電気浸透脱水器の脱水領域には、電場を形成するための直流電源を供給する別の直流電源供給装置(変圧器、バッテリ、停留場分)が要求されるようになる。]
[0005] しかし、従来の上記のような電気泳動式電気浸透脱水器の脱水領域に電場を形成するために回転ドラムとキャタピラに互いに反対の極性を有する直流電源がそれぞれ印加される時、無限軌道運動を行っているキャタピラのすべての回転区間に直流電源が印加されることによって、回転ドラムと回転経路が同一でない区間のキャタピラには不必要な直流電源が印加され、莫大な電力損失を誘発するという問題点があった。]
[0006] ここで、本願発明の出願人は、電気泳動式電気浸透脱水器の脱水領域にのみ電場を発生させられるように、回転ドラムとキャタピラの回転経路が同一の経路で回転するキャタピラの区間に限定して、片側の極性の直流電源を印加されるようにする直流電源印加構造を有する「電気浸透脱水器」を2004年2月6日付で先出願(韓国出願番号:10−2004−007759号)して同年の11月8日付で登録(韓国登録番号:10−0457628号)されており、また、本願発明の出願人は電気泳動式電気浸透脱水器の回転ドラムの外表面とキャタピラに互いに反対の極性を有する直流電源を印加するための整流装置に別の位相制御回路部を備えて脱水領域を通過するスラッジ量または処理しようとするスラッジの種類によって直流電源の強さを可変的に制御することのできる「位相制御型電気脱水器」を2005年2月3日付で先出願(韓国出願番号:10−2005−009928号)して同年の11月8日付で登録(韓国登録番号:10−0528579号)されている。]
[0007] ところで、本願出願人が先出願した「電気浸透脱水器(韓国出願番号:10−2004−007759号)」の場合、脱水領域に印加される直流電源の強さが一定で脱水領域を通過するスラッジの種類またはスラッジの量に応じて直流電源の強さを可変的に調節できないという限界があり、本願出願人が異なる特許として先出願した「位相制御型電気脱水器(韓国出願番号:10−2005−009928号)」の場合、キャタピラに印加される片側の極性の直流電源が回転ドラムとキャタピラの回転経路が同一の経路でのみ印加されるようにする直流電源の印加構造に関する記載が明らかに提示されていないことが分かる。]
[0008] 一方、電気泳動式電気浸透脱水器を構成している一般的な回転ドラムは、キャタピラと共に汚廃水沈殿スラッジを脱水領域に案内しながら電気泳動を誘発する電場が発生するようにする装置であり、回転ドラムにはキャタピラに印加される片側の極性の直流電源と反対の極性の直流電源が印加される構造からなることを見た時、回転ドラムは汚廃水沈殿スラッジによる耐腐食性および耐摩耗性材質が用いられることはもちろんであり、電場を形成するための高い電気伝導率を有する材質が必然的に要求されなければならない構造となっている。]
[0009] ところで、電気泳動式電気浸透脱水器を構成している従来の一般的な回転ドラムは、ステンレス材質の板材を円筒状に形成された構造であるため、脱水領域で回転ドラムとキャタピラの間の空間を通過する脱水領域で発生する電場によってスラッジに電気泳動による脱水作業が行われる時、ステンレス材質からなる回転ドラムは、スラッジと電気化学的な反応による電気分解がなされて回転ドラムには大小の腐食が発生するだけでなく、電気泳動によるクーロン列が回転ドラムを高温に加熱して円筒状に形成された回転ドラムの外形が容易に変形され、回転ドラムの使用寿命が期待以下に短縮され、回転ドラムの電気伝導率を落とすなどのいろいろな問題点を抱えていた。]
[0010] ここで、本願発明の出願人は、電気泳動式電気浸透脱水器の回転ドラムの耐腐食性と耐摩耗性および電気伝導率を同時に向上させられるようにする回転ドラムの構造に関する「電気浸透脱水器(韓国出願番号:10−2007−046494号)」を2007年5月14日付で先出願している。すなわち、上記の回転ドラムは、ステンレス材質からなる板材の上部に電気伝導率が非常に高い銅板と耐摩耗性および耐腐食性に優れたチタニウム板および白金系金属のコーティング剤を順に密着するように積層し、その外郭の枠に一定間隔で前記積層部位を貫通する締結ボルトで固定させた構造からなることが分かる。]
[0011] ところで、上記の「電気浸透脱水器(韓国出願番号:10−2007−046494号)」の回転ドラムは片側の極性の直流電源が回転ドラムに印加される時、その直流電源は回転ドラムの白金系コーティング剤にのみ帯電されず、回転ドラムの内部に貫通している締結ボルトを介して多くの部分の直流電源が電気伝導率が非常に高い回転ドラムの内部銅板を帯電させる構造からなるため、脱水領域で回転ドラムに直流電源を印加して電場を発生させる時に電場の強さを決める直流電源のうち多くの部分が回転ドラムの内部電気伝導率が非常に高い銅板でバイパスされて、回転ドラムの外表面には直流電源の強さが急激に落ちるようになることで、不必要な電力損失が発生するという問題点があった。]
先行技術

[0012] 韓国特許出願番号:10−2004−007759号
韓国特許出願番号:10−2005−009928号
韓国特許出願番号:10−2007−046494号]
発明が解決しようとする課題

[0013] 上記のような従来の問題点を解決するための本発明の第1の目的は、電気泳動式電気浸透脱水器の入力電源を三相交流電源として用いて、回転ドラムと脱水領域区間に該当するキャタピラには、三相交流電源の位相制御による可変式直流電源を印加し、従来のキャタピラ全体に電源が印加された構造を改善すると同時に脱水領域区間でのみ発生する電場の強さを可変的に調節することのできる三相交流電源を用いた位相制御型の電気泳動式電気浸透脱水器を提供することにある。]
[0014] 本発明の他の目的は、電気泳動式電気浸透脱水器を構成する回転ドラムの多層板材は、不溶性チタニウム材質からなる複数のタッピングボルトで固定し円筒状の接合部にはステンレス材質の丸棒を溶接して、回転ドラム自体で発生する電力損失を最小に抑制することのできる三相交流電源を用いた位相制御型の電気泳動式電気浸透脱水器を提供することにある。]
[0015] 本発明のまた他の目的として、回転ドラムとキャタピラに印加される可変式直流電源は、ブラシとスリップリングが一体に構成されている直流電源印加装置の電極棒による面接触を介して印加されるようにしているが、前記電極棒と面接触になる回転ドラムの内周面には電気伝導率が非常に高い銅板を付設して、回転ドラムと電極棒の接触によるクーロン列を最小に抑制することのできる三相交流電源を用いた位相制御型の電気泳動式電気浸透脱水器を提供することにある。]
課題を解決するための手段

[0016] 上記のような目的を達成するための本発明の構成についてより詳しく説明することにする。]
[0017] 先に、図1と図2は、本発明の電気泳動式電気浸透脱水器の全体的な結合構成を示すものであり、ドラム軸110に沿って回転する円筒状の回転ドラム100と、回転ドラム100と一定空間部をおいて無限軌道上を運行するキャタピラ200と、回転ドラム100とキャタピラ200の間にスラッジの移送および脱水のために巻取られた2つの濾布ベルト300、およびドラム軸110の両側または片側の終端部に固定されて回転ドラム100の内周面はもちろん、回転ドラム100とキャタピラ200の回転経路が同一の経路で回転する区間のキャタピラ210の内周面で可変式直流電源2(2´)を印加する直流電源印加装置400を結合する構成からなるが、直流電源印加装置400は三相交流電源が位相制御回路部500を介して直流成分の可変式直流電源に変換された後、ドラム軸110に片側または両側の終端に軸設されている固定板410を境界として内外面で結合してなされた複数の電極棒420a,420bが一組の電極棒設置板430a,430bと結びついた形態で構成されており、回転ドラム100とキャタピラ200の回転経路が同一の経路に該当する間の空間部には電場が形成されながらスラッジが通過する脱水領域部600で構成されている。] 図1 図2
[0018] この時、電極棒420a,420bを構成するブラシ421は導電性材質からなる四角状の黒鉛で形成されており、スリップリング422はケース422aとケース422aの内部に設置されるブラシ421とを弾性支持するスプリング422bによって構成されている。]
[0019] ここで、本願発明のドラム軸110とキャタピラ200と濾布ベルト300と直流電源印加装置400および脱水領域部600に関する個別構造と、各個別構造と回転ドラム100の結合構造は、本願発明の出願人が先出願した「電気浸透脱水器(韓国出願番号:10−2004−007759号)」に提示された個別構造および結合構造と同じようになされているが、本願発明の特徴部に該当しない各個別構造と結合構造およびその作用効果に関する詳細な説明は省略することにする。]
[0020] したがって、本願発明は、本願発明の出願人が先出願した「電気浸透脱水器(韓国出願番号:10−2004−007759号)」に記載されている各個別構造と結合構造を本願発明の前提としながら、本願発明で改良された回転ドラム100の構造と、本願発明の脱水領域部600の区間に印加される可変式直流電源の印加構造を本願発明の特徴とするものである。]
[0021] そして、図3および図4は、本発明の電源印加構造に対する電気的な結線図を示すものであり、本発明の位相制御型の電気泳動式電気浸透脱水器の入力電源1は、三相交流電源のR上とS上およびT上に直接連結されて、回転ドラム100と脱水領域部600に該当する区間のキャタピラ210には位相制御回路部500によって三相交流電源を両側極性の可変式直流成分に変換した可変式直流電源2(2´)がそれぞれ連結されているが、回転ドラム100とキャタピラ210にそれぞれ印加される可変式直流電源2(2´)は極性が互いに異なる反対の極性を印加する構造となっている。] 図3 図4
[0022] この時、本発明の位相制御回路部500は、三相交流電源を直流成分の直流電源に変換させるための整流素子[ダイオード(DIODE)、エスシーアール(SCR)、トライアック(TRIAC)、ダイアック(DIAC)など]のうち、直流電源の強さが別のコントローラ510を介して可変的に制御されるゲート(GATE)端子を備えたサイリスタ電気素子[エスシーアール520、トライアック530]が連結した構成で形成されている。]
[0023] 一方、図5と図6および図7は、本発明の円筒状に形成された回転ドラムおよびその結合構造を示すものであって、本発明の回転ドラム100は耐腐食性材質からなるステンレス板材121と高い電気伝導性材質からなる銅板122と耐摩耗性材質からなるチタニウム板123および耐腐食性と電気伝導性の高い白金系コーティング剤124を順に積層させた多層板材120を構成するが、多層板材120の端には複数の締結孔125,125´を開けて形成し、各締結孔125,125´にはステンレス材質からなる複数の丸棒130,130´を内部に挿入して溶接によって固定する構造になっており、各丸棒130,130´にはチタニウムがコーティングされた複数の不溶性タッピングボルト140,140´がねじ結合された構造となっており、直流電源印加装置400の電極棒420a,420bのうち導電性黒鉛材質からなるブラシ421が面接触する回転ドラム100の内周面終端ステンレス板材121には電気伝導率が非常に高い銅板122´が追加して備えられた構造からなる。] 図5 図6 図7
発明の効果

[0024] このようになされた本発明は、電場を発生するのに必要な脱水領域部600の区間でのみ直流電源を印加するが、脱水領域部600で処理しようとするスラッジの容量または状態により、印加される直流電源の強さを可変的に調節することができるようにすることによって、電力消費を最小に減らせるようにすると同時に大容量のスラッジはもちろんのこと、小容量のスラッジの場合にも不必要な電力の消費なく迅速に処理できるという効果があり、回転ドラム100を構成している多層板材120を密着するように固定する時、電気伝導率の低い丸棒130,130´を介して不溶性タッピングボルト140,140´で固定して回転ドラム100に印加される可変式直流電源が回転ドラム100の内部にバイパスされるのを防ぐことによって、脱水領域部600に電場の強さを増大させ、脱水性能を増大させることのできるという多くの効果がある。]
図面の簡単な説明

[0025] 本発明の全体的な結合構成図である。
本発明の全体的な結合構成を示す断面図である。
本発明の電気印加構造を示す電気結線図である。
本発明の電気印加構造を示す電気結線図である。
本発明の回転ドラムの実施形態を示す図である。
本発明の回転ドラムを構成する多層板材の結合図である。
本発明の回転ドラム内周面に銅板付設状態を示す要部結合図である。
本発明の一実施形態による直流電源印加装置の結合構成図である。
本発明の一実施形態による直流電源印加装置の結合斜視図である。]
実施例

[0026] 以下では本発明の特徴部に該当する可変式直流電源の印加構造と改良された回転ドラム100の構造について詳細に説明することにする。]
[0027] 先に、本発明の電源印加構造に関して調べれば、図3と図4に示すように、本発明の電気泳動式電気浸透脱水器の脱水領域部600に電場を発生させるために回転ドラム100と一定区間のキャタピラ210には三相交流電源を入力電源1として用いている三相交流電源(R上、S上、T上)の各上に位相制御回路部500のエスシーアール電気素子520,521,522またはトライアック電気素子530,531,532を連結して三相交流電源を直流成分の直流電源に変換して各電気素子のゲート端子と連結したコントローラ510を介して可変式直流電源2(2´)に印加するようになる。] 図3 図4
[0028] そして、図8に示すように、可変式直流電源2(2´)のうち片側の極性の直流電源2は直流電源印加装置400を構成している複数の電極棒420aのブラシ421を介して回転ドラム100の内周面と接触するようにし、反対側の極性の直流電源(2´)は直流電源印加装置400を構成しているまた別の複数の電極棒420bのブラシ421を介して脱水領域部600の区間にあるキャタピラ210の内周面と接触するようにすることによって、本発明の電気泳動式電気浸透脱水器に印加される可変式直流電源2(2´)が回転ドラム100と脱水領域部600の含まれる区間のキャタピラ210でのみ印加されることは本願発明の出願人が先出願した「電気浸透脱水器(韓国出願番号:10−2004−007759号)」に公示される通りである。] 図8
[0029] ここで、図9に示すように、直流電源印加装置400を構成している複数の電極棒420a,420bが一組の電極棒設置板430a,430bと結合した構造と、各電極棒420a,420bを構成するブラシ421が導電性材質からなる四角状の黒鉛で形成されており、スリップリング422がケース422aとケース422aの内部に設置されるブラシ421を弾性支持するスプリング422bの結合によって形成されていることもまた、本願発明の出願人が先出願した「電気浸透脱水器(韓国出願番号:10−2004−007759号)」に公示される通りである。] 図9
[0030] ところで、本発明の電源印加構造は、三相交流電源を入力電源1として大部分の駆動機器に関する運転電源として使用し、回転ドラム100と脱水領域部600の区間のキャタピラ210にのみ直流電源を印加する時、三相交流電源(R上、S上、T上)の各上に位相制御回路部500のコントローラ510とエスシーアール電気素子520,521,522またはトライアック電気素子530,531,532を連結して脱水領域部600を通過するスラッジの状態によって印加電源を可変させられる可変式直流電源2(2´)を印加できる構造に特徴があると言える。]
[0031] 具体的に、本発明の電気泳動式電気浸透脱水器に印加される入力電源1は、三相交流電源を用いて電気浸透脱水器を構成している大部分の駆動機器に関する運転作動を行うようになり、脱水領域部600で大容量のスラッジまたは小容量のスラッジを選択的に処理しなければならない場合には、三相交流電源と連結したエスシーアール電気素子520,521,522またはトライアック電気素子530,531,532のオン/オフ(ON/OFF)作動を制御するためのゲート信号電圧の強さが位相制御回路部500のコントローラ510で制御されることによって、脱水領域部600で発生する電場が調節されるようになる。]
[0032] すなわち、本発明の電源印加構造は、本願発明の出願人が先出願した「電気浸透脱水器(韓国出願番号:10−2004−007759号)」に提示された電源印加構造をより具体化して、電場を発生するのに必要な区間でのみ直流電源を印加するが、脱水領域部600で処理しようとするスラッジの容量または状態によって印加される直流電源の強さを可変的に調節することができるようにすることによって、電力消費を最小に減らせるようにすると同時に大容量のスラッジはもちろんのこと小容量のスラッジの場合にも不必要な電力の消費なく迅速に処理できるようになる。]
[0033] 次に、本発明の改良された回転ドラム100の構造に関して詳察することにする。]
[0034] 本発明に係わる電気泳動式電気脱水器の回転ドラム100を構成している円筒状の内周面終端には、電気伝導率が非常に高い銅板122´が備えられているが、可変式直流電源が印加される回転ドラム100の銅板122´と直流電源印加装置400の電極棒410のうち導電性黒鉛材質からなるブラシ411が接触する時、ブラシ411と銅板122´はすべて電気伝導率が非常に高い材質からなり直流電源印加装置400で印加される可変式直流電源は特別な負荷抵抗を受けずに回転ドラム100に印加されることによって、可変式直流電圧の不必要な電力損失を防止できるようになる。]
[0035] そして、回転ドラム100は、図8に示すように、円筒状の内周面からステンレス板材121、銅板122、チタニウム板123、白金系コーティング剤124が順に積層された構造としているが、回転ドラム100に可変式直流電源が印加されて脱水作業を行う時、回転ドラム100の外表面から順に形成されている白金系コーティング剤124、チタニウム板123によってスラッジと電気化学的反応による電気分解反応を最小にして耐腐食性と耐摩耗率を向上させられることはもちろんであり、銅板122によって電場の強さを高く維持できるようにすることによって、回転ドラム100の耐久性を増大させられるようになることは、本願発明の出願人が先出願した「電気浸透脱水器(韓国出願番号:10−2007−046494号)」に公示される通りである。] 図8
[0036] ところで、本発明の回転ドラム100は、図9に示すように、多層板材120の端に開けられた各締結孔125,125´にはステンレス材質からなる複数の丸棒130,130´を内部に挿入して溶接によって固定され、各丸棒130,130´には不溶性チタニウム材質からなる複数のタッピングボルト140,140´によって各板材を固定している構造としているが、回転ドラム100に可変式直流電源が印加されて脱水作業を行う時、円筒状に形成された回転ドラム100の内周面終端に付設されている銅板122´を介して印加される可変式直流電源は、多層板材120の内部に積層されている銅板122にバイパスされずタッピングボルト140,140´を介して回転ドラム100の外表面に形成されている白金系コーティング剤124で印加されて脱水領域部600に電場の強さを増大させられるようになる。] 図9
[0037] すなわち、本願発明の出願人が先出願した「電気浸透脱水器(韓国出願番号:10−2007−046494号)」の回転ドラムの場合、可変式直流電源の大部分が多層板材120の内部に形成されている電気伝導率が非常に高い銅板122にバイパスされて回転ドラム100の外表面に形成されている白金系コーティング剤124には、所望する直流電源が印加されない弊害を顕著に減らすことができるようになるのである。]
[0038] 1:入力電源
2、2`:可変式直流電源
100:回転ドラム
110:ドラム軸
120:多層板材
121:ステンレス板材
122、122`:銅板
123:チタニウム板
124:白金系コーティング剤
125、125`:締結孔
130、130`:丸棒
140、140`:タッピングボルト
200:キャタピラ
210:一定区間のキャタピラ
300:濾布ベルト
400:直流電源印加装置
410:固定板
420a、420b:電極棒
421:ブラシ
422:スリップリング
422a:ケース
422b:スプリング
430a、430b:電極棒設置板
500:位相制御回路部
510:コントローラ
520、521、522:エスシーアール電気素子
530、531、532:トライアック電気素子
600:脱水領域部]
权利要求:

請求項1
ドラム軸に沿って回転する円筒状の内周面に片側の極性の直流電源が印加される回転ドラムと、回転ドラムと一定空間部をおいて無限軌道上を運行しながら反対側の極性の直流電源が印加されるキャタピラと、前記回転ドラムとキャタピラの間にスラッジの移送および脱水のために巻取られた2つの濾布ベルトと、から構成されているが、入力電源は三相交流電源とし、回転ドラムとキャタピラには互いに異なる極性を有する直流電源が印加される電源印加構造を有する三相交流電源を用いた電気泳動式電気浸透脱水器において、電源印加構造のうち直流電源は三相交流電源にゲート端子が備えられているサイリスタ電気素子とコントローラの結合構成からなる位相制御回路部を通過して可変式直流電源に変換し、前記変換された片側の極性の可変式直流電源は回転ドラムに印加されるようにして、反対側の極性の可変式直流電源は回転ドラムとキャタピラの回転経路が同一区間の脱水領域部に対応するキャタピラの区間でのみ印加される構造としてなされ、回転ドラムはステンレス板材、銅板、チタニウム板、白金系コーティング剤が順に積層された多層板材の端には、複数の締結孔を開けて形成し、前記各締結孔には電気伝導率が低い金属材質からなる複数の丸棒を挿入して溶接によって固定するようにし、各丸棒には不溶性材質からなる複数のタッピングボルトによって各板材を密着するように固定さる構造からなることを特徴とする三相交流電源を用いた位相制御型の電気泳動式電気浸透脱水器。
請求項2
脱水領域部は、回転ドラムとキャタピラの回転経路が同一の区間の空間で電場が発生する領域とされることを特徴とする請求項1に記載の三相交流電源を用いた位相制御型の電気泳動式電気浸透脱水器。
請求項3
位相制御回路部のサイリスタ電気素子は、前記サイリスタ電気素子のオン/オフ(ON/OFF)作動を制御するためのゲート端子が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の三相交流電源を用いた位相制御型の電気泳動式電気浸透脱水器。
請求項4
位相制御回路部のコントローラは、サイリスタ電気素子のゲート端子に印加される信号電圧を調節することのできるようになることを特徴とする請求項1に記載の三相交流電源を用いた位相制御型の電気泳動式電気浸透脱水器。
請求項5
回転ドラムの円筒状に形成された内周面終端には、片側の極性の可変式直流電源と面接触する帯状の銅板が追加して付設されていることを特徴とする請求項1に記載の三相交流電源を用いた位相制御型の電気泳動式電気浸透脱水器。
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